令和3年2月8日(月)、公益社団法人香川県栄養士会会長
三野安意子氏を講師にお迎えし、食物栄養専攻2年生51名を対象に、「県民の明日の健康を担うあなたへ」〜栄養士として活躍するために〜と題して講演会を開催しました。
香川県栄養士会は、「あなたの大切な家族。私たちは食と栄養を通じ支え続けています」をホームページに掲げて、保健、医療、福祉及び教育等の分野において、「食・栄養と健康に関する事業を通して公衆衛生の向上に寄与すること」を目的として活動しています。現在の正会員数は633名で、栄養士として就職した本学の卒業生や食物栄養専攻の教職員も入会しています。
最初に、会長より栄養士会の概要について説明がありました。また、入会すると、スキルアップのための生涯教育研修会制度を利用できること、最新の情報を掲載した月刊誌が毎月送付されること、一人職場が多い栄養士・管理栄養士にとって悩みや問題を相談できる仲間づくりができることなど就職後に役立つ情報を教えていただき、最後に大いに香川県栄養士会を利用してほしいとのお話がありました。
聴講した学生からは、「香川県が過去に野菜摂取量全国ワースト1位から野菜摂取量をふやすために栄養士会はどのような取り組みをしたか」という質問がありました。これについて、会長は、栄養士会では野菜摂取量アップを目指して県民に野菜を食べようというキャンペーンをしたり、野菜のレシピ提供、うどん店でうどんに野菜小鉢をもう一品増やす取り組みをしたことなど具体的に話をしてくれました。また、現在野菜の摂取目標量350gに男女とも80gくらい足りないこと、80gの野菜の量を一般の人にわかりやすく説明するために、ミニトマト1個10g程度のものを8個入れたものを配布していることなど、実際の活動内容を話していただきました。
参加した学生からは、「栄養士会に入ろうと思った」、「栄養士会のパンフレットが大変参考になった」といった感想があり、とても良い機会になりました。
本学でも一人でも多くの県民の栄養改善・健康づくりに貢献できる栄養士の養成をめざしていきたいと思います。
長年のご経験を踏まえた貴重なお話をありがとうございました。