クイーンズランド大学のイメージング科学者が、オーストラリアの最先端の顕微鏡によるビッグデータの利用を改善することで科学的発見を解き放つために、80万ドル(595,000米ドル)以上の助成金を獲得した。
The University Of QueenslandInstitute for Molecular BioscienceのNicholas Condon博士は、the Chan Zuckerberg Initiativeから5年間の助成金を受けており、病気の原因や治療法の開発に役立つイメージングの専門家を支援している。
“最近の光顕微鏡の進歩により、これまで以上に大規模かつ大量のデータを取得できるようになりました。”とCondon博士は話す。
「細胞がどのように動き、さまざまな刺激に反応するかを、例えば何時間もかけて観察することができるようになり、テラバイトのデータが得られるようになった。」
「私の目的は、『画像処理ポータル』を使って顕微鏡データの処理を高速化し、自動化することです。日常的な作業をスピードアップし、発見のための時間を解放するツールを開発しています」と述べる。
The Chan Zuckerberg Initiative(CZI)はこのほど、技術開発を含むバイオメディカルイメージングの進歩を支援するために4,300万ドル(3,200万ドル)を授与した。
コンドン博士は、生物学、化学、物理学、工学、生態学を含む多くの分野の研究者を支援し、高度な顕微鏡的手法を用いて、免疫細胞がどのように細菌に反応するか、どのようにして薬剤を細胞内に送り込むことができるかなどの疑問に答え、ヒトの病原体を研究するためのツールを作成することができる。
「私たちのビジョンは、IMB顕微鏡施設が、イメージングと顕微鏡の科学と範囲を前進させるために、オーストラリアをリードする生物学的イメージングと画像解析のセンターになることです。」と彼は語る。
「今回の受賞は、この目標に向かって前進し、オーストラリアの科学者が利用できる技術と技術を向上させるのに役立つでしょう。」
【原典】Solving big-data bottlenecks for microscopy (3 December 2020)
URL;https://stories.uq.edu.au/news/2020/solving-big-data-bottlenecks-for-microscopy/index.html