神戸大学および大阪工業大学は、科学技術振興機構(JST)の研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム <社会還元加速プログラム(SCORE)大学推進型> に採択されたことから、9月24日にメディア向け説明会を大阪工業大学と共同で開催した。
本採択事業は、5年間の事業終了後も自立して継続的なGAPファンドやシード投資ファンドを確保・発展させ、大学発ベンチャー起業を通じて、大学の研究シーズの社会実装を促進することを目的としている。神戸大学 産官学連携本部 安田崇と大阪工業大学 研究支援・社会連携センター 北垣和彦から、両大学に所属する研究者の技術シーズを基に起業活動支援を行うための公募を行っていること、及び、ベンチャー育成やGAPファンド運用を(株)神戸大学イノベーションが担うことなど、事業の概要を説明した。
発表後の質疑応答では、神戸大学 理事・副学長(産学連携担当) 小田啓二、大阪工業大学 副学長(教育・研究改革、産学連携担当) 岡山敏哉、同大学 研究支援・社会連携センター長 杉浦淳も交え、両大学の異なる特徴や強みを掛け合わせることによるシナジー効果により、両大学発ベンチャーの起業を推し進め、京阪神地域でのスタートアップ・エコシステム構築への寄与を目指したいとの目標が示された。