名古屋市は16日、名城大学とプロフットサルクラブの名古屋オーシャンズ(名古屋市)と協定を結んだ。産官学の連携でスポーツを通じた地域活性化を図る。大学にオーシャンズの選手が来たり、地域でスポーツ教室を開いたりといった事業を想定している。市がスポーツを通じた地域活性化で産学官の協定を結ぶのは初めて。
名古屋市を含む愛知県では2026年のアジア競技大会開催が決まっている。県や市は体育館をはじめ施設整備に動いている。今回の産官学連携をきっかけに、同大会に向けた市民のスポーツ意識を高める狙いもあるという。
16日、名城大学で名古屋市の河村たかし市長と名城大学の立花貞司理事長、名古屋オーシャンズの櫻井嘉人社長らが協定の締結式に出席した。河村市長はオーシャンズが昨年度のアジアクラブ選手権のチャンピオンに輝いたことに言及し「フットサルやスポーツの魅力を市民に広げてほしい」と述べた。櫻井社長は「地域活性化、人材育成に協力したい」と意気込んだ。